wGT3X-BTの製品情報、特徴、価格、データについて
高精度・解析しやすい
3軸加速度計 wGT3X-BT
ACSM(アメリカスポーツ医学会)でスタンダードな加速度計として使われている米国アクチグラフ社のGT3Xシリーズは、世界で最も精度の高い活動量計のひとつとして各国の研究者の間で使用されています。Pub Medで検索をするとその多岐に渡る研究結果に驚かされます。
wGT3X-BTはアクチライフソフトバージョン6.8.1以降でないと使用ができません。
アクチグラフ本体には装着用備品は付属されていません。御見積依頼の際には必ず腰か手首装着かを教えてください。
体動解析機能
バリデーション
wGT3X-BTのバリデーションデータは豊富で、呼気ガス分析との相関性が非常に高いことが多くの文献によって証明されています。これだけのバリデーションがでている活動量計は世界でも他に類を見ません。今まで国内で多く使用されてきた加速度計は加速度計測の頭打ち(サチレーション)が低レベルで発生し研究者を悩ませてきましたが、wGT3X-BTはサチレーションの発生が非常に高いレベルで発生していることが実証されています。
http://www.actigraphcorp.com/category/research-database/validation/
3軸ソリッドステート加速度計
GT3Xシリーズに使用されている「ソリッドステート式」加速度計は、半永久的にキャリブレーションの必要がありません。アナログ式の加速度計をお使いの際には必ずキャリブレーションが必要です。同じ加速度計を使用していて、この器械だけ体動がにぶいとか、大きくですぎるというような経験はないでしょうか?そのような器械を研究に使用することはデータに大きな影響を及ぼし、せっかくとったデータを破棄する必要があります。
解析ソフト
wGT3X-BTモニターを解析する「アクチライフソフト」は、とにかく簡単に大量なデータ処理ができるように作られています。解析したいデータを10人分でも20人分でも(それ以上も可能です)選び、アルゴリズムを選定、ワンクリックで計算します。ソフト上でも計算結果は解析できますが、そのデータをさらにワンクリックで全てCSV上にもアウトプットできます。とても簡単に精度の高いデータが解析できます。
Sedentary Behavior解析
最近にわかに注目を集めている解析が「Sedentary解析」です。これは座っていたり、横になっている低強度の活動時間が多い人は、太りやすく代謝異常が起こりやすいということが分かってきたからです。
wGT3X-BTモニターを使用するアクチライフソフトはこのSedentary Behavior 解析に特に注目し、被験者が何時何分から何時何分までSedentary Behaviorをしていて、一日の合計時間およびパーセンテージをワンクリックで解析できるようになっています。アメリカでは糖尿病予防、疫学研究、看護学、人間環境学等の介入研究には最適なツールとして使用されています。
Energy Expenditure(エネルギー消費)解析には、最新のFreedson VM3 Combinationを含めて5つのアルゴリズムが、METs解析にはCrouter Adultを含めて12の異なるアルゴリズムが、Cut Point(体動レベル)に関してはTrost Toddlerを含む10のアルゴリズムを使用できます。文献を投稿する際にはこれらのアルゴリズムをリファレンスとして使用することが明記できますので、アクセプトが容易になります。
国産の競合品ではこれほどのアルゴリズムがオープンソースで使用できる機器はありません。wGT3X-BTモニターがいかに高度な研究機器かということが証明されています。
ACSMを含めて海外での論文発表をお考えの研究者の方、海外の研究機関との共同研究をされている方には必須な研究機器です。
アクチライフで使用可能なアルゴリズム
「Energy Expenditure」
・Freedson Combination(1998) |
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「METs」
・Freedson Adult(1998) |
「Cut Points and MVPA」
・Freedson Adult(1998) |
アメリカ全国健康栄養調査(NHANES)での使用
肥満大国アメリカで行われている全国健康栄養調査は、数万人に渡る米国人のデータをアクチグラフ社の高精度加速度計を数千台単位で使用して行い、そのデータは心臓病や糖尿病、肥満などの様々な病気の予防に使用されています。
http://www.actigraphcorp.com/category/research-database/nhanes/
睡眠解析機能
睡眠解析パラメーター
入床・起床時間、入眠時間、入眠潜時(SOL)、総睡眠時間(TST)、中途覚醒時間(WASO)・回数、平均覚醒時間、総体動量、睡眠効率(Sleep Effeciency)が測定できます。
使用アルゴリズム
Cole-Kripke(Physiology and Behavior 72 (2001)21-28とSadeh(Sleep, 17(3):201-207 1994 American Sleep Disorders Association and Sleep Research Societyが使用できます。
アクチライフソフト睡眠解析アッドオン
ソフトのアッドオン機能(別売)を追加することにより、便利な睡眠解析機能を追加使用することができます。詳細はソフトの説明ページへ
アップグレード内容:
(自動睡眠区間判定、任意の睡眠・覚醒判定アルゴリズムの使用、アクトグラムの使用、PLM解析ソフトの使用)
wGT3X-BTモニター 製品仕様
加速度センサー | 3軸ソリッドステート |
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加速度レンジ | +/-8G |
サンプリングレート | 30〜100Hz |
バッテリ寿命 | 22日*30Hz |
防水仕様 | IPX7 (水深1メートルに30分間) |
本体寸法 | 4.6×3.3×1.5cm |
重量 | 19g |
キャリブレーション | 不要 |
記録時間 | 180日(30Hz Raw+Epoch) |
照度計レンジ | 350~850nm(ピーク600nm) |
PC接続方式 | フルスピードUSB2.0(45秒以内でのデータのダウンロードが可能) |
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