アクティビティ(活動量)測定方法についてのご説明
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1. Time Above Threshold: 2. Zero Crossing: 3. Digital Integration: |
アクチグラフ社が選択したのは、Digital Integration方式で、発生したすべての加速度を積算することにより、より精度の高い活動量計測を可能にしました。
アクティビティカウントは米国フロリダ州アクチグラフ社が設定した任意の加速度積算単位です。アクティビティカウントは海外での研究実績を見ると広く使われている数値ですが、日本の研究者は主にMETsを指標にしているのでそのコンセプトが理解しにくいようです。 アクチグラフ製品はアクティビティ(活動量)を30Hz(注)で3方向にサンプリングをします。
サンプリングされた生データを0.25から2.5Hzのバンドパスフィルターをかけることによって人間が発生することのない振動(車や電車に乗っているとき、心臓の鼓動などのノイズ)を除去します。
記録された加速度の大小に応じてアクティビティカウントを算出し、エポックの長さ(注)に応じてカウント数を積算していきます。
様々なCutPointアルゴリズムがアクチライフソフトには組み込まれていますが、基本的には60秒エポックで上記アクティビティカウントを使用します。以下は世界中で最も使用されている1998年FreedsonのCut Pointの定義です。
以上の定義に基づいて1分ごとに体動レベルを解析していきます。Sedentaryはアクティビティカウントが99以下のエポックを指します。MVPA(Moderate Vigorous Physical Activity)は1952以上のエポックを指します。
Boutsは「一期間」という意味なので、Sedentary BoutsはSedentaryと判定された区間が10分以上継続した区間を意味します。
Freedson Boutsは上記MVPAと判定されたエポックが10分以上継続した区間を意味します。